2024年12月29日

飛騨の門松

門松は、歳神様が降臨される目印とも伝えられます。


飛騨地方の門松は、寒冷地故に、独特の特長があります。一般的には、松竹梅を飾り立てますの


寒冷地故に、孟宗竹は育たないし、梅の蕾もできていません。
 また、榊も寒冷地故に育たず、しょうごい(正五位)の木を、神事に使う木とされています。しょうごいの木とは、全国的に通用するのは「そよご」という寒さに強い常緑広葉樹です。
そして、根本に笹の葉を飾り、ところによっては、難を転ずる「南天」を飾ります。
そして、台座を閉める縄は、3箇所で、7、5、3と縄を回して、七五三に締めますの
 家の玄関も雪で覆われてしまうことが多い飛騨地方の一般家庭で、古くは門松よりも松飾りが一般的であったようです。
 
  

Posted by 桜山八幡宮 高山祭屋台会館 at 07:23Comments(0)年中行事境内あれこれ